思いつきで三連休に東京行って帰ってきましたたらば地球です。
その第一目的として二郎食ってきたので以下、レポっす。
あ、風俗要素はありません。
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11月の三連休、非リア社会人たらば地球には当然、予定がなかった。
大学を卒業して以来貴重になった休日をなんとか有意義に過ごしたいと思うものの、結局何も考えず11月に入って9日が過ぎていたのでした。
仕事帰りいつものようにダラダラツイッターを眺めていると、TLでは二郎の話題。
二郎についてはもちろん知識として知っているものの、一度も食べたことはありません。なぜなら関西には全く出店してないから。インスパイアならあるんだけどね・・・。
そこで僕はこんなツイートをしました。
来週の三連休予定ないから誰か二郎オフ開いて
— たらば地球120852441 (@TRBEarth) 2015, 11月 9
正直な話、冗談半分・本気半分でした。金はあるので東京にはいつでも行けるものの、一人で行く勇気はないという感じ。
しかしこのツイートに二郎の使者が反応した。
たらばくんが関東まで来るならやってもいいけど
— じぎゃく (@zigyak_aka) 2015, 11月 9
このツイートで僕は三連休に二郎目的で東京に行くことを決意。
使者と日程を合わせ、11月21日(土)の夜に三田本店へ行くことにしました。
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11月21日の15:30、秋葉のトラタワで使者と合流。
たらば「何時くらいに本店に向かえばいいんすか?開店前?」
使者「まあちょっと俺がこっちで遊んでから行きたいかなwいつ行っても並ぶ時間は変わらないし」
た「なるほどね」
その後ゲーセンで多少暇をつぶしてから、17時前くらいにトラタワを出ることに。
た「ついたら開店してちょっと経ってるくらいかな」
使「そのくらいかねー。あ、本店は時々臨時休業とかもあるけどね。まあそんな滅多なもんじゃないから大丈夫でしょww」
た「www」
そんな他愛のない会話をしながら、二人は約束の地、田町へと向かったのであった。
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田町駅から歩く事5分、ついに三田本店に到着しました。
今まで噂には聞いていたものの、結局食べることのできていなかった伝説のラーメン、二郎。
大阪からはるばる2時間半、1万4千円弱をかけ、ついにこの眼で確かめる時が来ました。
―――男たらば地球、新たな境地に足を踏み入れます!
アバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!
吐血し、吹き飛ばされながら脳内に使者の言葉が繰り返し浮かぶ。
「そのくらいかねー。あ、本店は時々臨時休業とかもあるけどね。まあそんな滅多なもんじゃないから大丈夫でしょww」
「あ、本店は時々臨時休業とかもあるけどね。まあそんな滅多なもんじゃないから大丈夫でしょww」
「まあそんな滅多なもんじゃないから大丈夫でしょww」
「滅多なもんじゃないから大丈夫でしょww」
「大丈夫でしょww」
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俺は隣の慶応大学に着地したところを使者に救出され、肩を借りながら第二の地、目黒に向かったのであった。
さて気を取り直して目黒駅。
目黒店は駅から少し離れている上、使者も2、3年振りに来た模様。スマホで地図をチラチラ見ながら進みます。
いきなり間違えてるんだよなあ
まあ急に行くことになっちゃったし道を間違えるのも多少はね?
大して距離もないし折り返して行きましょう。
使「そうそう、橋渡ってどっかで右に曲がったところにあるんだよ」
た「ほえー」
20分後
使「橋わたってからこんな歩いたっけ・・・」
た「は?いやちょっと地図見ようや」
90度間違えてんじゃねーか!
本店臨時休業しかり、二郎への道は遠い・・・。
こうして紆余曲折を経て、ついに目黒二郎に到着しました。
時刻は18時過ぎほどでしたが、すでに30人ほど並んでいました。
まあ休日ってのもあるんでしょうけどさすがは話題の店です。
並ぶこと40分、ついに食券を買うことができました。
最初は小にしようと思ってたのですが、目黒店は量が比較的少な目ということで小豚にチャレンジ。
ところで目黒店はカウンターがカギ括弧の形になっていて、縦横それぞれ5席あります。
そしてラーメンは基本的に5席ずつに出されていきます。これがロットって奴なんでしょうね。
5分もたたないうちに席が空いたので着席。横の人を真似ながら食券をカウンターの上段に置きます。
空いた場所の関係上使者とは離れてしまいましたが致し方なし。ここからは一人の挑戦です。
10分くらいすると、店主が隣の人に何か話しかけています。すると隣は口を開き、こう唱えました。
「ニンニクアブラヤサイカラメ」
いわゆるコールです。後で使者に聞くところによると、店主は「ニンニク入れますか?」と聞いていたらしいです。全く聞こえねえ。僕が一番最初だったら「は?」って危うく聞き返していたところですね。
その後、店主がこちらを見てきて「ニンニク入れますか?」と聞いてきたので、ニンニクで、と言いました。
コール後、ついに上段にラーメンが置かれます。
さてこれをこっちに持ってくるのですが、器がクッソ熱い。一応注意の貼り紙があるのですが、意識してなかったらうっかり器から手を離して大惨事になりそうです。
そうして熱さを我慢しながら、カウンターに引き寄せます。
人生初の二郎、いただきます。
少な目とあって、そこまで野菜も盛られていません。
ちょっと上のもやしを摘まんでから、ヘタクソながら天地返しをしていきます。
そして汁に浸かったうどんのような麺をひとすすり。
うーんジャンクな味。
純粋なおいしさとは違いますが、二郎に求めていたのはまさしくこんな味。ぶっといちぢれ麺にスープがよく絡んでいます。
そして写真では隠れちゃってますが豚。食べてみるとすごい醤油の味が効いてました。
個人的にこれは予想外。んでもって豚もジューシーなんだこれが。
とまさしく舌鼓を打っているうちに隣の人が完食、いや完飲してました。
ちょっと待って僕まだ半分も食べてない・・・。
しかしその次は使者も完食。残り二人もチラッと見たところ残りは少なそうでした。
そこで脳裏によぎるのは、並んでる間に某まとめで見た文章。
「目黒店では、食べるのに時間がかかっていると店員に「残してもいいですよ?」って言われます。」
いやそれは流石に恥ずかしい!
やはり二郎ではロット乱しは罪-ギルティ-、コピペだけの世界ではなかったのだ!
いくら初心者とはいえ、いきなり罪を背負うわけにはいかない。
ひとまず一気にアクセルを上げ、ひたすら麺を口に押し込む。味わうとかそういう感情を殺し、ただひたすらに麺を押し込む。黒烏龍で流し込む。麺だけでなく豚も押し込む。今となっては小豚を頼んだのを後悔。
結果最後にはなったものの、前の人の3分後くらいに席を立つことができた。
こうして僕の初二郎は、洗礼を受けながらも無事に終えることができた。
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まああとで聞いたところ、特にそこまで急がなくてもよかったそうですけどね。
ロット乱しはほとんど幻想、店員に言われるのも食べるのに40分くらいかかってるとかそういう時くらいだそうです。うーむ場に呑まれてしまったか。
しかしそれでもあの場には、「この5人全員で席を立たなければならない」ような空気が流れていましたよ多分。
そしてそのために皆味わうことを忘れて、ひたすら麺を食べることに徹するあの状況。
ラーメンだけでなく、二郎特有のあの空気を味わえたのは東京まではるばる来た甲斐がありましたねぇ。
まあただ、食べるなら味わって食いたいかな!
とりあえず次機会があったら本店リベンジですかね。目黒よりも量はあるそうだし気合入れて行こうと思います。
以上、レポっす。